銀盤カレイドスコープ vol.5 ルーキープログラム:Candy candy all my rules

現在の最新刊である第5巻は、ジュニア世界チャンピョンかつ世界的アイドルであるキャンディがタズサに挑むお話。
タズサ視点とキャンディ視点が交互に重なってお話が進行していくわけですが、タズサ側にたって読んでみると、タズサがリアにライバルながら憧れるようにルーキーであることをもっと考えたらいいのにとか、まるでヨーコもような気分になってタズサに挑むとは何て無謀なと思ったりしてしまいmす。また、キャンディ側にたって読むと、フレンドリーでいい人であったタズサの不人気を何とかしたいという優しさとそれが伝わらないもどかしさ、価値観の違いによる苦悩、そして遥か格上に挑んで知ってしまった氷上での自分の力、タズサには通用しませんでしたが、多くの普通の人が望む「周りに認められて好かれたい」という気持ちを具現化したキャンディに共感してしまったりするのです。自信をタズサに打ち砕かれてしまったことで、最低の状態に落ち込んでしまったキャンディですが、このままで終わらずに何とか立ち直って、改めてアズサを始め、世界のトップスケーターに挑んでいって欲しいです。というかそんな続編が読みたいです。