リリカルなのはA’s 最終回。

はやてちゃんの強くて優しい心が、リーンフォースの呪縛を解き放つ。自分のことを認め、自分のことを慈しんでくれたひとに応えたいという気持ち。リーンフォースにはやてに対する気持ちには共感を覚えます。そこには打算や見返りのようなものは無く、純粋に相手を想う気持ちが込められていると思うから。
切なくても温かく優しさに満ちた最終回だったと思います。最後の最後で、なのはたちが中学3年生に成長するのですが、みんな素敵に成長してって感じであまり変わりませんでしたね。クロノくんくらいでしょうか雰囲気がかなり大人になったのは。これで本当にエンディングという雰囲気だったのはちょっと寂しいかもです。
また、全編を通して、戦いが相手を屈服させることが目的では無く、自分のことを慈しんでくれたひとを守るためであったり、自分の気持ちを伝えたいためであったりと、戦うことの是非はともかく、それぞれが想う気持ちが伝わってきてよかったと思います。
予定調和の心地よさみたいなものはあるのかもしれませんが、しっかりと作られていて見て良かったなぁ、と思える作品だったと思います。